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雨がやむころにはきっと初のワンマン「LYRICAL LILAC」ライブレポート

雨がやむころにはきっとが5月6日、下北沢MOSAiCにて初のワンマンライブ「LYRICAL LILAC」を開催した。

夏を待ちわびるような快晴が、GW最終日の下北沢を温めていた。
沢山の人が下北沢MOSAiCに入り、客席は溢れるほどの人で埋まった。会場を渦巻く期待感の中、雨ころのワンマンライブ「LYRICAL LILAC」が始まった。

メンバー全員が白い衣装を身にまとっていた。
ステージには水中のような映像が映し出され、泡と水をイメージさせるSEが流れる。
幻想的な景色に同調するかのように、ボーカルあーちゃんが歌い始めた。

曲中にふと訪れる静寂には誰もが息を呑み、ボーカルあーちゃんの感情を具現化したような歌声が響く。

ステージに映し出される映像や照明が、彼女らの曲が創り出す幻想的な空間をより輝かせていた。

バラードでは特にキーボード小峰のアレンジが光る。以前の4人編成でも情景豊かな演奏を披露していたが、シンセサイザーの音が加わったことでバンドの色が増え、より表情豊かな演奏を実現させていた。

ボーカルあーちゃんの歌唱力に、多くの観客が息を呑んでいた。多彩なアレンジが光る楽曲に合わせ、あーちゃんの情緒豊かな歌声が響き渡る。その演奏は会場を彼女らの世界観や空気感で満たすのに十分すぎるほど鮮やかだった。

数曲演奏した後、メンバーは一旦退場した。街並みを流れる景色、水面や地面を打ち付ける雨の景色、森に降り注ぐ雨の景色がステージに映し出されていた。

メンバーがTシャツなど先程より身軽な格好に着替えて再び現れ、先程までの重厚な空気とは変わり、和やかな雰囲気でMCへ。

物販の宣伝や、観客と笑いを交わした後、後半の演奏が始まった。

今回は映像、SE、照明を駆使したワンマンならではのライブであり、彼女らの世界観を存分に表現していた。

再びMCを挟み、残り二曲であることを告げた。
ボーカルあーちゃんが「この5人で雨がやむころにはきっとです。」と簡単にバンドを紹介した。

最後の曲では映像と歌、演奏が見事にシンクロした轟音が鳴り響いた。
曲が終わると観客から拍手が送られ、ライブは幕を閉じた。

あっという間に感じた約1時間のライブ。
それはまるで時に激しく、時に静かに降り去っていく雨のようなライブだった。

今回のワンマンは間違いなく「雨がやむころにはきっと」という名を観客の記憶に深く刻んだライブの日となった。

今後も彼女らの活躍に目が離せない。