はじめまして!Music House OOZで初めて記事を書きます、まつをです!よろしくお願いします!!
皆さん今期のドラマは何か観ていますか?僕は『花のち晴れ〜花男 Next Season』を見ています。いよいよクライマックスになりつつありますね。毎週音さんの芋っぽい可愛さや天馬くんの格好良さに胸をきゅんきゅんさせつつ神楽木はもっと頑張れ完璧でない人間はいらない。
ところで、僕が花のち晴れを観ているのには実はもう一つの目的があります。
そうです、宇多田ヒカルです。
キングダムハーツと宇多田ヒカル
宇多田ヒカルの曲を初めてちゃんと聴いたのはキングダムハーツをプレイしたときでした。スクエニとディズニーがコラボするという奇跡的なゲームですね。アングルをぐるぐる動かしてはヒロインのカイリやナミネのスカートの中を覗き見した日々。最初にプレイしたのは『キングダム ハーツ ファイナル ミックス』で、その主題歌が宇多田ヒカルの『Simple And Clean』でした。これは代表曲『光』の英語歌詞でのアレンジ版なのですが…
めっちゃいい。
もしかすると、音楽で心が震えたのはこのときが初めてかもしれないというくらいに。『Simple And Clean』が流れた途端、映像の色調が変わったんじゃないかと思うほど全てが輝き出したのです。そのドラマティックさに胸を焦がした僕はシングル『COLORS』を購入し朝晩聴き倒して学習ノートに英詞をカタカナ英語で書き落とし「うぇんゆーうぉーくあ〜うぇ〜い」と歌ったものでした。ちなみにこの『COLORS』は表題曲も良いし『Simple And Clean』も入っているし『Simple And Clean』のRemix版もめっちゃカッコいいので買いです。
キングダムハーツシリーズはいくつも作品がありますが、一貫して主題歌に宇多田ヒカルが起用されています。Ⅱでは『Passion』が。2019年1月25日に発売が決まっているⅢでも新曲の『誓い』が発表されました。そういえば、ヱヴァンゲリヲン新劇場版のシリーズでも一貫して宇多田ヒカルが主題歌を務めていますね。さらにさらに!お察しのとおり、ドラマの花男シリーズも宇多田ヒカルです。
これはもう、宇多田ヒカルにそういう「力」があるとしか思えません。宇多田ヒカルが歌うとそこにドラマが生まれてしまうのです。そして、その物語にとって宇多田ヒカルの楽曲は、他の誰が作った楽曲でも代わりが効かないのでしょう。
人生はドラマじゃないけれど
僕たちの日々の生活では、ゲームみたいに突然勇者に選ばれることもなく、闇落ちするライバルも可愛い幼馴染もいません。使徒は攻めてこないし、世界を救うこともありません。金持ちの家に生まれるのはごく少数の人間で、まっすぐな心だって持ち合わせていません。起承転結の無い、平凡で退屈で窮屈で、息苦しく、虚しい。そんな毎日がほとんどを占めています。
それでも、公園に紫陽花が咲き乱れていたり、懐かしい友達から突然電話がかかってきたり、自販機で当たりが当たったり、すれ違った女性に初恋の人の面影をみたり。音楽はきっと、そんなときあなたにだけ輝いた景色を見せて、あなただけのドラマを生むことでしょう。宇多田ヒカルの歌に見られるように、そんな力が、音楽にはきっとあると信じていたりします。